外国人というわたし
日本に住んでいたころ、外国人と飲む機会がありました。
そんな何人も何回もあったわけではないですが、
「日本はこんなとこがだめ!!」とか「日本人はここがまだまだ!僕たちの国のほうがいいね!」という意見も聞きました。
お酒の席なので冗談もだいぶ混じっていますが。
そういうことを聞くたびに、「日本のこと何も知らないくせに~」とか「いや、国民性があるんだ!」とか割とナーバスに反応していた自分を思い出します。
けれども今、自分が外国人になってみるとやっぱり言わずにはいられない。
「この国はここがだめ!!」とか「日本だったらなー」という言葉。
心のどこかで今住んでいる国を見下している自分がいるんだと思います。極力バイアスをはらずに暮らしたいと思っていますが、どうしても比較せずにはいられないのでしょうね。
ちなみに私はこの国は好きでも嫌いでもなく、「無」です。
無関心といったほうが良いのかもしれません。
もちろん歴史的、文化的に関心を持っているところはたくさんありますが、政治的・宗教的な部分ではプラスもマイナスも持たないように心がけています。
「外国人からの意見を聞きたい」と言われれば答えますが、勉強不足でこの国を理解しきれない部分も多い(いや、ほとんど…な)ので、どんな答えをしたとしてもローカルには物足りない答えになること間違いないです。
さらに、夫のように働いているとまた違った考え方もできるかもしれませんが、わたしはただただこの国で生かされている存在にすぎないしがない専業主婦、謙虚な気持ちを忘れないようにしています。
外国人としてどうやって生きていくか、様々な考え方があると思いますが、日本至上主義的な日本の技術は世界一ィィィィィィィィィィィィ!!的な目線ではなく、一人の人間として海外生活を楽しみたいです。