なんごく日和*

びっくりするくらいダメなアラサー主婦です。

バイトのおもいで

受験シーズンのこの時期いつも思い出す。
大学生のころやってた小学生向けの家庭教師のバイト、ほとほといやになって逃げるように辞めました。


まずそもそも東京で家庭教師つける意味があまりわからなかったわたし。(無知でしたねー。)
少し街を歩けば学習塾たくさんあるし。
なんで、塾いきゃいーのに、と。
それでも、需要はありまくりで勤務年数と実績で時給が爆上がりしていくから飛びついた安直さ、ほんとお金って恐ろしいわ。


で、いろんな小学生のご家庭行ったけれど、皆さん謎の勘違いをされていてその勘違いをペーペーな大学生のわたしは上手く正すことができなかった。

それは「家庭教師つけてれば成績良くなる」論。

もうほんと、いや、「勉強しなきゃ成績良くならないですよ」って言っても全然響かなかった…
週一回2時間2教科家庭教師して残りの6日間勉強全くしなかったら意味ないですよ!って言っても全然響かなかった…
自分でできないなら家庭教師の日数を増やしてください!と言えば嫌な顔されるし…

習い事が忙しいから家に帰ってから勉強できない!って言われたら、朝の30分だけでもやりくりできませんか?と進言。
でも親は子どもに「自分でやりなさいね!」で終了。
ねぇ、ちょっと待ってよと。
自分が小学生の時に、朝自主的に早起きして朝勉できたのかい??と。
親も一緒になってやらなきゃ生活習慣なんて変えられないじゃん?と。


んで、もちろん結局朝できるわけもなく、家庭教師の時間に宿題分をこなす。

報告書や終了後に何度も何度も書いたり話したりしたけど私が担当した最後まで、子どもに「自分でやって!」て母親が言うので、悲しくてしょうがなかった。
じゃあ、なんでそもそも家庭教師つけたのよー、と。


去年やってた深田恭子阿部サダヲが夫婦役やってた「下克上受験」ってドラマで、阿部サダヲが一緒になって中受のお勉強する姿を見て、ほんとそれな!って思った。
分かろうとしろよ、と。
子どもを子どもたらしめろよ、と。


子どもを小さい大人と勘違いしてる人が結構いて耐えられなくなった家庭教師。
どこの中世ヨーロッパ?っていつも思ってた。
一人の人間として尊重するのは当たり前だけど、学校制度がある以上は保護者が責任をもって子どもを子どもにしてほしいです。


という、ネガティブなおもいででした。